「ほんとにあった怖い話 第二夜」 ●夏の体育館 学校の七不思議の一つである幽霊の出るといわれる体育館。悠加、秋実、千満子の3人組が胆試しの為に夜中の体育館に出かけたのは高校2年の夏だった。最初は単なる胆試しだったのだが、霊感の強い秋実が暗闇の舞台に人影を見てから次々と奇怪な現象が起き始める。 ●霊のうごめく家 東京から山口に越してきた小学生の生の陽子とその両親。引越先の古びた家に頻発する異様な出来事。畳についた足の形の黒いシミ、物言わずじっと見つめる人影、姿なき足音。遂に父親は霊能者を呼んで霊視をしてもらうが身の毛もよだつよう結果が・・・。 ●真夜中の病棟 新米看護婦の慈子は今日も不安な当直の夜を過ごしている。病院では不思議な霊現象が当り前のように起きているからだ。それでも深夜の見回りをかかすことはできない。そして、その夜、患者の霊が彼女を襲うとは当の慈...