この国の在りかたとは・・・? 明治維新前夜、日本の新しい夜明けに青春の命を燃やした若者達の時代。 吉田松陰を歌舞伎の人気者・中村橋之助、高杉晋作を狂言の若きカリスマ・野村萬斎が好演する。 原作:司馬遼太郎「世に棲む日日」より 脚本:下川博 音楽:服部隆之 演出:松岡孝治 出演:中村橋之助/野村萬斎/天海祐希/高嶋政伸/阿部寛/高橋英樹/十朱幸代ほか (収録時間 120分) 元治2年(1865年)、倒幕に向け、奇兵隊を率いて戦いを続けている高杉晋作(野村萬斎)は、決戦の夜明けを迎えながら仲間たちに師・吉田松陰(中村橋之助)のことを話し始める。時は遡り安政4年(1857年)、晋作は黒船に乗り込もうとして投獄された事もあるという松陰が開いた松下村塾に興味を持つ。型破りな松陰の価値観と教育方針にうさんくささを覚える晋作だったが、次第にその人柄が気になってくる...